the Planet #VEGETA
こんにちは。演奏の達人を紹介するカテゴリー「鼓豪の惑星」です。
さて、わたくし大窪研二はこれまで多くの達人に出会い、そして演奏を
拝見し、感化され「自分もあんな風にパフォーマンスをしたい」という
気持ちで日々修行を重ねてきました。マーチングパーカッションのゾーン
に留まらず刺激を受けたドラマー、表現者はたくさんおります!そんな
戦闘民族のみなさんを勝手に紹介したいと思います。※個人判断です。
そして、時代の古い順から紹介とも思いましたが、、、最初はこの方です
誰にしよう、などという迷いは一切無し。
ルーディメンタルドラマー「石川 直」さんです。
誰がなんと言おうと達人であります。
直さんに出会ったのは2003年、僕が初めてアメリカに行った19歳のときで
直さんは日本からWGIにエントリーしていたドラムラインの指導をして
いました。初めて見た世界大会の現場で、颯爽と指導する日本人の指導者
※まわりはもちろんアメリカ人だらけ。その渦中に炎のように居たあの人。
世界大会にて、団体優勝2回に個人コンテストは何度も優勝。決して
幼少期から打楽器をしていたわけではなかったようですが(ご本人談)
やりはじめてからは相当練習されたそうです。また、世界中で演奏をして
いる直さんですが、マーチングパーカッション派生の方としては極めて
稀ともいうべき、メディアやメジャーカルチャーシーンにおいても抜群の
活躍をしておられます。(プロフィールをチェック!)芸能人宜しく、
アーティストととしてテレビなどにどんどん出演される直さん。
ご自身の演奏もぶっちぎりですが、指導先の団体も日本で最優秀賞を受賞
したりで素晴らしいトータルメンターだと思います。動画は小学生を指導
しているものですが、年齢や世代は一切関係なしの指導力です。それも
やはり、ずっと自分のパフォーマンスに磨きをかけてこられ、実力と功績
を残してきたからこそ成せる指導の技なのだと思います。
演奏の話に戻ります!
演奏スタイルは、一言で言いきれることはないですが
「抜群のしなやかさと一気に跳ね上がるヴォルテージ」
と言ったところでしょうか。私見では肩と肘あたりの滑らかさですね。
眠っているくらいに穏やかに叩いているところから、猛獣が獲物を
仕留める如く、一気にヒートアップです。演奏は直感だけではなく、
分析や解析も群を抜いて繊細で明瞭。お話を聴かせていただくときは
いつも目から鱗の状態の大窪であります。
教則本も多く出版されていますが、様々な知識と共に「二本のスティック
を操ってどこまで行けるか」というようなお話などもされています。
大舞台を強い安定感で切り抜けるメンタリティも本当に尊敬します。
大窪は直さんと比べてみては本当に未熟ですが、過去にはこんな自分を
共演メンバーとして招集してくださったり、指導のアシスタントを任せて
いただいたりと、身に余るような多くの経験と舞台と
一生の思い出となることをたくさん経験させていただきました。
この果てしなく大きい存在の直さんに追いつけるべく、今日もまた色々
考え、そして練習していきたいと思います。ぬん!
| TALK SOMETHING OUT, 鼓豪の惑星